■脊椎すべり症
脊椎分離症や加齢による椎間板や椎間関節の変性により、脊椎がずれてしまっている状態。

←左は2005年10月の状態です。
この頃はまだ走れていました。
腿の裏側が引きついている状況でした。
それでも10分は歩いたり走ったりできました。
術前では連続歩行200mが限界で、一歩目から痛い状況でした。
足の裏から股下まで痺れがあり、ふくらはぎががパンパンで立っているだけすら危ない状況でした。
腿の裏側上部(尻の下)主に左が痛いです
そんな中でもテニス(軟式)はやってました。
練習前のストレッチで痛みに慣れさせ、繰り返し基本練習はさぼり、試合は何とかしてました。
前衛なんで、ごまかしてました。

。最新の水平MRI画像では、狭窄というより「閉塞」状態に見えました。

整形外科
手術日  令和3年1月19日
担当医師 飯塚伯Dr(診療部長)※左中央
入院退院 入院:令和3年1月18日
     退院:令和3年1月29日

■後方錐体固定
(主に
すべり症や分離症に対しておこなわれ、私の場合はこれでした

 腰のほぼ中央に約10cmの創をつくり筋肉を分け入り、腰椎を露出させます。
その腰椎の脊椎椎間関節を除去し硬膜を露出させ、その硬膜を内側によけると見える椎間板を摘出します。
 摘出した椎間板の間隙に自分の骨を含んだ人工物(スペーサー)を挿入し、その後、上下の錐体に螺子(スクリュー)を挿入し、それにロッドと呼ばれる金属の棒を連結して、背骨を固定します。最後に自家骨と人工骨を混合したものを、椎弓上に移植します。
 私の場合、手術時間は3時間半プラス麻酔回復まで2時間程度と説明されておりました(9時30分から始まり、病室に復帰したのは15時あたりでした。 処置室で目が覚めた時は仰向けで汗たっぷりかいている状況でした:冷房のない夏の遅い目覚めみたいでした)。
術後の鎮痛目的として硬膜の外側スペースにモルヒネを投与することがあるとのことでしたが、私の場合は投与の有無は不明です)。
 最後に、術後に血腫(血の塊)が形成されて神経(硬膜)が圧迫されないようにドレーン(管)を手術部位に留置され、予定通り手術翌々日に抜去しましたが、痛みや違和感もなく創痕状態も良かったとのことです。その後、コルセットを装着して離床(起立・歩行)となりリハビリ開始でした

■脊椎の構造
■術後の経過
【病床復帰】1月19日(火)
・色んなもんにつながれている
 左手首:点滴
 右人差し指:酸素濃度モニター?
 背中患部:血抜きドレン
 尿道:尿管
 両足ひざ下:血栓防止包帯
 両足:足裏マッサージャー
【術日後】1月19日(火)〜1月20日(水)
・病床復帰後吐気あり、夜間嘔吐す
【手術翌朝】1月20日(水)
朝まで酸素マスクでした
右の写真「T字帯(褌)」は術後から何日間は履いていました 写真撮影は退院後
【手術翌日昼食】1月20日(水)
  高血圧食V度米飯
   ※薄味そんなに違和感なし
【手術翌々日】1月21日(木)
・ドレン抜去 予定通りの日程で抜かれましたが、痛みや違和感はありませんでした(傷跡は良好とのことでした)。

・リハビリ開始 リハビリ担当山口さんのサポートで開始。
手足可動良好、立ち上がり良好、立ち眩みなし、廊下を50m補助具歩行疲れなし、患部未だ痛いが坐骨神経痛系の痛み痺れなし(消滅)。 
【尿管抜去】1月22日(金)
・術後4日目尿管抜去 痛み違和感なし、動くと痛いが自分で着替え出来た。
・その後にコルセット初装着 今日から起きてる間はコルセット必須のこと 自分じゃ思わないが、「コルセット付けるの大変うまい」とおだてか応援か
【術後初便通】1月24日(日)
・術後5日目30分かけて昼前に術後初便通 普段軟便、硬いのはつらい 洗浄水が痛い、少し切れたか?
・術後の第一の敵は吐気嘔吐、第二の敵は腹の張り、第三の敵は患部の痛み、第四の敵は便通だった 術前の敵(坐骨神経痛)と術後の一、二、四は消えた 残る患部の痛みは未だある(痛み止めもらっている)
・日曜でリハビリなし 自己リハビリ
【本格リハビリ開始】1月25日(月)
・1Fリハビリ施設でのリハビリ開始

・昼食に「肉汁うどん」が出た。
【退院向け検査】1月26日(水)
・退院に向けた血液検査、レントゲン撮影実施 良好につき、今週末退院方向確定 自宅リハビリに向け、週末まで当院でリハビリにて退院日時調整開始
【重負荷リハビリ】1月27日(木)
・6分歩行(460m)、階段上下(1階から3階)実施 問題なし
・術後初のお風呂(シャワー)
・退院日時決定 1月29日(金)14:00
【リハビリスパート】1月29日(金)
・10分ペダル
・入院記録整理開始 ホームページUP作業開始


【退院】1月29日(金)
・入退院サポーター岡芹さん14:00到着退院
・酒確認 各種少量(小っちゃい冷酒→燗酒→ビール)OK 
・塩分確認 入院中の「刺身醤油OK(マグロと酢だこ)
高血圧食V度の影響軽度(入院期間が短かったことか?)
【容姿確認】1月30日(土)
・帰宅後体重64.2kg 入院期間で4キロ減  このまま減量継続方向


上からサービス解禁 2021年2月13日 遺跡の杜テニスコート 動画


快気記念ボール

リハビリ記録 2020年1月30日から
期日 体温 体重 リハビリ内容 歩分・キロ・歩数
1/30 35.8 64.2 藤よしへ 行きは回り道 行き10分 帰り5分 15 1.0 -
1/31

34.8   藤よしへ 行きは回り道 行き10分 帰り5分 15 1.0 -
2/1

36.2   市役所へコルセット代金還付申請かねて徒歩 13:40自宅発→13:50はにぽんプラザ着10分休み14:00はにぽん発→途中コンビニで携帯料金支払い14:15市役所着コルセット費用還付手続き14:35市役所発ゆっくり15:05自宅着 計3キロ程度か、実質初日としてはハードか 疲れ腰腿痛い 55 3.0 -
2/2 35.7 64.3 朝ベット内上で腹筋20回腿裏痛み無し、回数は増やせそう
12:05自宅発→本庄駅方面へ12:17はにぽん着ベンチ休憩 駅まで直行はやめよう患部周辺が重い12:22発→12:29本庄駅北口改札経由で南口ロータリー休憩 1235本庄駅北口発 北口から中山道方向へ→12:46中山道足利銀行着近くのベンチで休憩 やはり無理無茶なしの歩行時間は10分が今のレベルか 12:50足銀前発→12:58そば処きむらや着 ビールとミニかつ丼&モリそばセット食す 13:25きむらやさん発→12:35自宅着 歩行距離2.5キロ程度か 両腿へる、左脹脛痛い 情けない
夕食兼ねて藤よしへ17:20→金鑚神社(節分初詣)経由で7:29藤よし着 小さい八海山、酒ライム、ジムハイ 18:45藤よし発→18:50自宅着
63 3.2 -
2/3 35.7 64.6 9:40自宅発→9:52若泉公園着 曙クラブ挨拶 10:10発→10:25自宅着 その後車で買い物 スーパー、ホームセンターぶらぶら歩行系10分500m 12:05帰宅 ここまで37分2.5Km 37 2.5 -
2/4 35.8 64.6 朝ベット内上で腹筋20回x2セット 
木曜会テニス挨拶で深谷常盤公園へ車で9:40着 公園周囲9:44〜9:59歩行15分1キロ、腹筋20回x2セット、腕立て伏せ20回、初ジョギング150m、ポンポン&セカンドサービス出しOK スイングはしない
金井さん温泉治療で本庄着14:44、白寿の湯へ  帰ってきて藤よしにて会食 往復5分300m
21 1.45 -
2/5 35.6 63.7 フライデークラブへ挨拶に深谷常盤公園にてリハビリ
10:34→10:50幡羅中、常盤小周辺1.1キロ16分歩行 腹筋・腕立て伏せ20回x2セット、ジョギングアウトコート2周300m2分、片手片足バランス10回ずつ、セカンドサービス&スマッシュ球出し、11:38〜11:53まで15分1キロ歩行、帰りしなにクロス横歩き50m
※手術跡確認(右写真)腫れ引いている
34 2.5 -
2/6 35.2 64.7 本庄クラブ深谷常盤コートでリハビリ8:50開始
腹筋腕立て各20回 今日からフォアスイング開始一本打ち球出し上げボール10分原逆クロス絞り 1キロ15分歩行 ジョギング3分300m スマッシュ球出し10分 
午後16:35自宅発→本庄駅16:31着1キロ17分右足首痛い、16:35本庄駅発→16:52藤よし着1キロ17分両腰後ろ(両背筋)痛い
67 3.5 -
2/7 35.9 64.5 昨日の駅往復頑張り過ぎか 足腰痛い 本庄クラブ遺跡の杜コートにてリハビリ
9:00から10分フォア乱打、9:30から10:00セカンドサービス出し
10:15から10:38まで23分1.5キロ歩行(遺跡の杜周回アップダウン)1キロ越え初
23 1.5 -
2/8 35.2 64.9 通勤練習
1201自宅発→1217本庄駅着1キロ16分 1233本庄発→1326大宮着 15分ほど構内うろうろお土産購入
京浜東北線乗り換え1449発→1456北浦和着→松屋で昼飯→バス停1421発→1427こうさんどう着→1432徒歩会社着 1545会社発→1548バス停木崎診療所着 1553バス発→1558北浦和→徒歩1602北浦和駅着 電車1606北浦和発→1612南浦和着→養老乃瀧(金井さんと会食) 1730養老乃瀧発→1742南浦和発→1754大宮着 1818大宮発→1832熊谷着 1839熊谷発→1905本庄着→1925徒歩自宅へ1キロ20分 歩行計4キロ80分
80 4.0 -
2/9 35.9 64.7 火曜会深谷常盤公園にて9:00からリハビリ
腹筋・腕立て伏せ各20回、逆クロス乱打25分腰落とせないがフォアはひっぱたけるようになった バックは今日から解禁、セカンドレシーブは何とかなりそう 2試合やらせてもらう、動かないリハビリ試合 ジョギング300m2本  夕方買い物計1キロ15分 ※歩行時間・距離は想定値
75 3.0 -
2/10 35.8 65.1 雪見に電車で水上へ
12:00自宅徒歩発→1215本庄駅着1キロ15分1875歩 12:22本庄発→12:41高崎着乗り換え13:03高崎発→14:12水上着折り返し14:20水上発→15:24高崎着乗り換え15:30発→15:57深谷着 16:13深谷発→16:22本庄着→徒歩16:38藤よし着1キロ16分 本日計7675歩 
45 2.5 7675
2/11 35.6 64.4 木曜会深谷常盤公園コートにてリハビリ
9:00からコート周囲ジョギング4周600m5分、乱打と球出し30分、リハビリゲーム4試合 8300歩
12:32帰宅歩行12分800m14:43帰宅 10856歩
5:30藤よしへ食事 7:00帰宅 本日計12123歩 ※歩行時間・距離は想定値(1試合20分500m)
130 3.5 12123
2/12 36.5 65.5 友人と会食で北浦和へ
10:50自宅発→徒歩本庄着11:05着15分1キロ1800歩
11:10(3分遅れ11:13発)本庄発→大宮着乗り換え12:29発→12:36北浦和着 バス乗り換え12:44発→12:50木崎診療所着  会社へて14:05友人宅へ 18:00友人宅退去 木崎三丁目バス停へ18:17発→さいたま都心へ 大宮、熊谷、19:46本庄着→20:06自宅着1.2キロ20分  総歩数9237
60 3.0 9237
2/13 35.4 64.5 本庄クラブ遺跡の杜 8:45から
ジョギング3分300m、準備運動、腹筋腕立て各20回、乱打30分、本日から上からサーブ解禁、ゲーム3試合(20分500m/試合)
買い物ののち12:40分帰宅午前中10045歩 120分3.0キロ
夕方食事で藤よしへ 5分300m
125 3.3 10930
2/14 35.2 65.0 本庄クラブ遺跡の杜
ジョギング6分600m、準備運動 腹筋腕立て各20回、乱打50分  ゲーム(ファイナル)2試合(25分1キロx2) 計110分3キロ 午前中9400歩 夕方食事に藤よしへ 往復5分300m
115 3.3 10634
2/15 36.1 64.8 伊勢崎市民病院通院 9:30   レントゲン結果異常なし テニスリハビリはフライングとのこと
テニスコートリハビリは今後1か月自粛方向 次回受診3/15  本日自宅リハビリ休憩

20

500 1719
2/16 35.6 65.4 通勤再開 通勤 自宅⇔駅 徒歩      

10998

2/17 35.6 65.6 通勤 自宅⇔駅 徒歩     10176
2/18 35.9 64.9 通勤 自宅⇔駅 徒歩     9546
2/19 35.6 64.2 通勤 自宅⇔駅 徒歩     10042
2/20 35.0 64.8 通勤 自宅⇔駅 徒歩     9412
2/21 35.5 64.4 本庄クラブ遺跡の杜にてリハビリ 周回道路一周 900m 13分     3305
2/22 35.7 65.5 会社は振替休日なるも通勤(補助金申請作業) 自宅⇔駅 徒歩     10569
2/23 35.2 65.1 夕方4:35〜5:10まで35分(リハビリ最長連続歩行時間) 2キロ強 4400歩      4422
2/24 35.9 65.1 会社休み 伊勢崎市民病院へ診断書申請     8517
2/25 35.8 65.7 通勤 自宅⇔駅 徒歩 快気記念ボール届く
10ダース発注
本庄クラブや実家、周囲に配る
     
2/26     フライデークラブにてリハビリ      
2/27     本庄クラブにてリハビリ      
2/28     本庄クラブにてリハビリ      
3/1            
3/2            
3/3            
               
4/19     CT撮影 骨固固定良好 コルセット解除

     
               
               
■脊椎固定術とは
 上下の椎骨をプレートやスクリュー、ロッド、スペーサーと呼ばれる固定用の器具を用いて固定し、脊椎を安定させる手術です。併せて、自家骨移植(手術中に削った椎骨や、骨盤から採取した骨を、椎骨に移植します)を行い、最終的には器具だけではなく、自分の骨でも固定されるようにします。また、脊柱管内を通る脊髄や神経(神経根)が圧迫されて、麻痺やしびれ、痛みなどがある場合には、同時に圧迫をゆるめる手術(除圧)を行ないます。

脊椎固定術には、主に背部から行なう方法と、側腹部から行なう方法があり、以下のような種類がありますが、私の場合は、後方錐体固定です。

【その他の固定術】

■前方錐体固定 主に腰椎破裂骨折に対して行ないます。側腹部から椎骨へ達し、椎間板や椎体を切除し、できた隙間には自家骨移植を行ない、その後、固定用の器具で固定するんだそうです。

■参考2 前方または後側方固定 背部から椎骨へ達し、椎弓を切除して圧迫をゆるめ、その脇に自家骨移植を行ない、固定用の器具で椎骨を固定するんだそうです。

本手術の特徴
・脊椎分離症や脊椎すべり症、脊椎骨折などは、内服や注射、リハビリで症状を緩和することもできますが(保存療法)、神経麻痺や歩行障害などの強い症状がある場合には手術を行なうか検討するとのことです。
・手術を行なうことによって、症状の7〜8割が改善し、2〜3割の症状が残るとのことのことで、特に、腰痛や下肢のしびれは残りやすい症状で、手術による効果には個人差がありとのことです(
私の場合は、以前の痛み・痺れはリハビリ開始時点から一切消えていました)。
・手術は全身麻酔をして行なうとのこと。
・骨移植は、自家骨移植のほかに人工骨移植を行なうこともあります。移植した骨がつながるまで、3〜6ヶ月ほどかかりるとのこと(
私の場合は骨移植はしませんが、除去した椎間関節を砕いて椎間板の代わりに挿入する上下の脊椎を癒合されるスペーサーが利用されました)。

予期される合併症(リスク)
・血栓症、肺梗塞
手術の前後にベッド上で安静にしすぎると起こる可能性があります。痛みの程度に応じて、手術前や手術後早期からリハビリを行なうそうです。
・術後感染症
手術後は感染予防に抗生剤の点滴や内服を行いますが、手術創に細菌が感染することがあるとのことです。
・排尿霜害
手術中に神経にふれる事によって、まれに排尿をコントロールする神経の調子がわるくなることがあるとのことです(
私は尿管抜去後にちょっと漏れやすい期間が1日〜2日ありました)。
・その他
薬剤アレルギーや、持病の悪化、高齢者の場合は認知症がでたり、肺炎・膀胱炎等を発症したり、床ずれを生じたりすることもあるんだそうです。

★ここまでの内容は「相澤病院」殿のホームページ情報と伊勢崎市民病院殿の手術前説明を参考とさせていただきました。