整形外科 手術日 令和3年1月19日 担当医師 飯塚伯Dr(診療部長)※左中央 入院退院 入院:令和3年1月18日 退院:令和3年1月29日
腰のほぼ中央に約10cmの創をつくり筋肉を分け入り、腰椎を露出させます。 その腰椎の脊椎椎間関節を除去し硬膜を露出させ、その硬膜を内側によけると見える椎間板を摘出します。 摘出した椎間板の間隙に自分の骨を含んだ人工物(スペーサー)を挿入し、その後、上下の錐体に螺子(スクリュー)を挿入し、それにロッドと呼ばれる金属の棒を連結して、背骨を固定します。最後に自家骨と人工骨を混合したものを、椎弓上に移植します。 私の場合、手術時間は3時間半プラス麻酔回復まで2時間程度と説明されておりました(9時30分から始まり、病室に復帰したのは15時あたりでした。 処置室で目が覚めた時は仰向けで汗たっぷりかいている状況でした:冷房のない夏の遅い目覚めみたいでした)。 術後の鎮痛目的として硬膜の外側スペースにモルヒネを投与することがあるとのことでしたが、私の場合は投与の有無は不明です)。 最後に、術後に血腫(血の塊)が形成されて神経(硬膜)が圧迫されないようにドレーン(管)を手術部位に留置され、予定通り手術翌々日に抜去しましたが、痛みや違和感もなく創痕状態も良かったとのことです。その後、コルセットを装着して離床(起立・歩行)となりリハビリ開始でした。
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脊椎固定術には、主に背部から行なう方法と、側腹部から行なう方法があり、以下のような種類がありますが、私の場合は、後方錐体固定です。
■前方錐体固定 主に腰椎破裂骨折に対して行ないます。側腹部から椎骨へ達し、椎間板や椎体を切除し、できた隙間には自家骨移植を行ない、その後、固定用の器具で固定するんだそうです。
■参考2 前方または後側方固定 背部から椎骨へ達し、椎弓を切除して圧迫をゆるめ、その脇に自家骨移植を行ない、固定用の器具で椎骨を固定するんだそうです。
■本手術の特徴 ・脊椎分離症や脊椎すべり症、脊椎骨折などは、内服や注射、リハビリで症状を緩和することもできますが(保存療法)、神経麻痺や歩行障害などの強い症状がある場合には手術を行なうか検討するとのことです。 ・手術を行なうことによって、症状の7〜8割が改善し、2〜3割の症状が残るとのことのことで、特に、腰痛や下肢のしびれは残りやすい症状で、手術による効果には個人差がありとのことです(私の場合は、以前の痛み・痺れはリハビリ開始時点から一切消えていました)。 ・手術は全身麻酔をして行なうとのこと。 ・骨移植は、自家骨移植のほかに人工骨移植を行なうこともあります。移植した骨がつながるまで、3〜6ヶ月ほどかかりるとのこと(私の場合は骨移植はしませんが、除去した椎間関節を砕いて椎間板の代わりに挿入する上下の脊椎を癒合されるスペーサーが利用されました)。
■予期される合併症(リスク) ・血栓症、肺梗塞 手術の前後にベッド上で安静にしすぎると起こる可能性があります。痛みの程度に応じて、手術前や手術後早期からリハビリを行なうそうです。 ・術後感染症 手術後は感染予防に抗生剤の点滴や内服を行いますが、手術創に細菌が感染することがあるとのことです。・排尿霜害 手術中に神経にふれる事によって、まれに排尿をコントロールする神経の調子がわるくなることがあるとのことです(私は尿管抜去後にちょっと漏れやすい期間が1日〜2日ありました)。 ・その他 薬剤アレルギーや、持病の悪化、高齢者の場合は認知症がでたり、肺炎・膀胱炎等を発症したり、床ずれを生じたりすることもあるんだそうです。
★ここまでの内容は「相澤病院」殿のホームページ情報と伊勢崎市民病院殿の手術前説明を参考とさせていただきました。